皮膚には、タンパク質と脂肪、そしてビタミンAが必要。

傷ついた皮膚を回復させるには、タンパク質や脂肪などの材料と、ビタミンAなどが必要だ。

 

皮膚の組成は水分が約57.7%、タンパク質が約27.3%、脂質が約14.2%、となっていて、水分を除けば、タンパク質が2,脂肪が1という割合でできている。

 

そのため、タンパク質や脂肪がないと、皮膚の回復が進まない。

 

また、皮膚の表面は、盛んに細胞分裂を起こしているため、ビタミンB群や葉酸、ビタミンCといった細胞分裂に必要なビタミンも必要になる。

 

そして皮膚や粘膜を強化するのに重要なのがビタミンAだ。

 

ビタミンAは皮膚や粘膜に必要な物質で、しかも意識して摂るようにしないと不足する。

 

というのもビタミンAを含む食品は、鶏レバーや豚レバー、ウナギ、鶏卵、チーズくらいにしか含まれていないからだ。

 

では、何にどのくらいのビタミンAが含まれているのかというと、次のようになっている。

 

因みに、ビタミンAの一日の所要量は、成人男子で、660μgRE(レチノール当量)、成人女子では、594μgREになる。

 

大雑把に言うと、レチノール700μgRE弱/日って事だね。

 

ビタミンAを多く含む食品(可食部100グラム当たり)

食品100g レチノール(V.A)ug カロテンなど レチノール当量μgRE
鶏レバー(生) 14,000 14,000
豚レバー(生) 13,000 13,000
牛レバー(生) 1,100 1,100
ヤツメウナギ(生) 8,200 8,200
ウナギの蒲焼き 1,500 1,500
ギンダラ(生) 1,100 1,100
あなご(生) 500 500
鶏卵(ゆでたまご) 130 130
チーズ 240 240

一日に必要なビタミンAを全てタマゴで摂るとすると、1日タマゴを8個くらい食べないといけない計算だ。

 

チーズだと、一日300グラムも食べないと足りない。

 

ビタミンAが多い食品は少ないから、コレはかなり大変だね。

 

一方、肝油やサプリメントでビタミンAを摂るとすると、逆に摂りすぎになって過剰症になる怖れもある。

 

これでは安定的にビタミンAを摂ると言うことは難しい。

 

なので必要に応じてビタミンAに変換されるカロテンを、しっかり食べ物から摂ることが必要だ。

 

そしてそのために一番効率的なのが、ニンジンだ。

 

ニンジンには、アルファカロテンとベータカロテンという2種類のプロビタミンAが含まれている。

 

しかもニンジン100グラムほどで、レチノール当量700μgも摂れてしまう。

 

つまり、ニンジン100グラムだけで、一日に必要なビタミンAが摂れてしまうわけだね。

 

逆に言うと、ニンジンを毎日食べないヒトは、ほぼ確実にカロテン不足に陥っているということだ。

 

というのも他の食品では、もっとたくさん分量が必要な栄養素だから。

 

カロテンを多く含む食品(可食部100グラム当たり)

食品100g レチノール(V.A)ug カロテンなど レチノール当量μgRE
ニンジン(ゆで) 0 α:2,400、β:7,500 720
ニンジンジュース 0 α:1,300、β:3,800 370
ほうれん草(ゆで) 0 α:0、β:5,400 450
春菊(ゆで) 0 α:0、β:5,300 440
カボチャ(ゆで) 0 α:18、β:3,900 330
ブロッコリー(ゆで) 0 α:0、β:770 64
トマト(生) 0 α:0、β:54 45
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