皮膚の常在菌バランスが、美肌を作るらしい

ヒトの肌には、数十種類の細菌が住みついている。

 

皮膚の表面に住んでいる菌も居れば、毛穴や皮脂腺の奥に潜んでいる菌も居る。

 

これを皮膚の常在菌と呼び、常在菌は、それぞれコロニー(集落)を作っている。

 

顕微鏡などで見ると、常在菌はそれぞれ集まって、花畑のような草むら(叢)を作っている。

 

なので、その様子を皮膚フローラ(皮膚細菌叢)と呼ぶ。

 

皮膚の常在菌は、汗や皮脂をエサにしていて、汗や皮脂を分解して様々な物質を作る。

 

たとえばニキビの原因菌である「アクネ菌」は、汗や皮脂を食べて酸性の分泌物を出す。

 

またサーモフィルス菌も、酸性の物質を分泌する。

 

アクネ菌やサーモフィルス菌によって、我々の皮膚は弱酸性に保たれている。

 

常在菌には他にも、表皮ブドウ球菌(善玉菌)や黄色ブドウ球菌(悪玉菌)等がある。

 

健康な肌は、弱酸性に保たれているが、これによって黄色ブドウ球菌やアクネ菌の増殖が抑えられている。

 

常在菌のバランスが良いと、肌の免疫力が保たれ、悪玉菌の増殖が抑えられ、痒みなどの不快症状を抑えてくれる。

 

一方、悪玉菌である黄色ブドウ球菌は、弱酸性では増えないが、弱アルカリ性に傾くと増え始めて、痒み物質を出したりするわけだね。


皮膚には数十種類の常在菌が住み着いているが、メジャー菌は4つある。

 

肌に住んでいるメジャー常在菌
  • 表皮ブドウ球菌…(◎善玉菌)肌の保湿力を高める。黄色ブドウ球菌の増加を防ぐ
  • サーモフィルス菌…(◎善玉菌)乳酸菌の一種で、肌を弱酸性に保つ
  • アクネ菌…(△日和見菌)ニキビをつくる菌。汗や皮脂を食料にして、肌を弱酸性に保つ
  • 黄色ブドウ球菌…(●悪玉菌)アレルギー物質を作り、痒みの原因となる。

 

肌というのは、汗と皮脂と免疫グロブリンによって、雑菌やウイルスなどから皮膚を守っている。

 

弱酸性の汗に含まれる免疫グロブリンが、免疫力の第一関門なのだ。

 

ただ悪玉菌と呼ばれる細菌も、単なる悪さをするだけではない。

 

雑菌やウイルスなどの外敵が侵入したときに、身体を守る手助けをしているらしい。

 

なので重要なのは殺菌して皮膚に住む細菌を全滅させることではなく、常在菌のバランスを整える(制菌)ことなのだ。

 

そのために重要なのが、肌を荒らさないこと。

 

皮膚をガリガリ掻きむしると、皮膚炎が悪化するのは、肌が荒れて悪玉菌が増殖するからなんだね。

 

 

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