ニンジンを食べなければいけない理由とは

皮膚の健康に大きく関わっている栄養素は、タンパク質と、ビタミンA(レチノール:C20H30O)だろう。

 

タンパク質は、皮膚やコラーゲン、そして免疫グロブリンといった免疫システムの重要な材料だから、不足していれば皮膚の回復は当然遅れる。

 

一日あたり、最低でも60グラム以上のタンパク質が取れていなければ、治るモノも治らない。

 

一方、ビタミンAは、皮膚や粘膜などの上皮組織で重要な働きをしており、細胞分裂や、ガン予防などにも関係しているという。

 

ビタミンAが欠乏すると一番影響が出るのは目で、夜盲症になり、さらに深刻になると失明にもつながる。
現代でも途上国では、毎年毎年、数十万人もの子供達がビタミンA不足で失明しているらしい。

 

というのもビタミンAは、動物性食品にしか含まれていない。

 

そして動物性食品と言っても、ビタミンAを多く含むのは豚レバーや鶏レバーくらいしかなく、日常的に食べるものでは、鶏卵とかチーズくらいしかない。

 

ビタミンA不足を補うために、タラの肝油や肝油ドロップも使われるが、魚も肝に集まるので、日常的に摂るのは意識しないと難しい。

 

ただ、ビタミンAに関して言えば、ベータカロテンなど「プロビタミンA」と呼ばれる栄養素があり、緑黄色野菜から摂ることができる。

 

緑黄色野菜に含まれるベータカロテンは、皮膚などの細胞にたくさん蓄えられて、必要に応じてビタミンAに変換されるため、カロテンを摂る方が確実で良いってことらしい。

 

そしてこのカロテンを摂るのに最も手っ取り早いのが、ニンジンを食べることだ。


ニンジンにはベータカロテンの他にも、アルファカロテンを多く含んでいて、こちらもビタミンAに変換されて使われる。

 

因みにカロテンは、様々な健康効果が期待されており、身体に良いと喧伝されている栄養素だ。

 

肺ガンに良いなどということが言われたりもするが、2018年現在では、ハッキリしたエビデンス(確固たる証拠)はないらしい。

 

ビタミンAやカロテンを多く含む食品のリストは次のようになっている。

 

ビタミンAの一日の所要量は、成人男子で2,000IU、レチノール当量(RE)だと、660μgRE

 

成人女子では1,800IUなので、レチノール当量なら、594μgREになる。

 

(※1 IU = 0.33 μgRE)

ビタミンA(または、カロテン)を多く含む食品一覧

食品100g レチノール(V.A)ug カロテンなど レチノール当量μgRE
鶏レバー(生) 14,000 14,000
豚レバー(生) 13,000 13,000
牛レバー(生) 1,100 1,100
ヤツメウナギ(生) 8,200 8,200
ウナギの蒲焼き 1,500 1,500
ギンダラ(生) 1,100 1,100
あなご(生) 500 500
鶏卵(ゆでたまご) 130 130
チーズ 240 240
ニンジン(ゆで) 0 α:2,400、β:7,500 720
ニンジンジュース 0 α:1,300、β:3,800 370
ほうれん草(ゆで) 0 α:0、β:5,400 450
春菊(ゆで) 0 α:0、β:5,300 440
カボチャ(ゆで) 0 α:18、β:3,900 330
ブロッコリー(ゆで) 0 α:0、β:770 64
トマト(生) 0 α:0、β:54 45

 

この表を見ると、意外にブロッコリーやトマトのカロテンの量が少なくて、ニンジンかほうれん草などを食べないと、所要量に全然届かないね。

 

タマゴ2個と、ニンジン100グラムくらいは、毎日食べないといけないらしい。

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